1話 別冊マーガレット 6月号
高校生の恋愛もので学校以外の出逢いのバイトでのお話だったのが新鮮でした。
マニュアル通りにしか動けずにバイト先のコンビニでのやりとりや仕事は上手く行かずに落ち込む主人公のつぐみ。
すぐに、それは中学時代に友人から空気を読めずに仲間外れにされたトラウマからだと読んでいて判明するので、どうにかこのトラウマを乗り越えて頑張れ!と応援したくなります。
そして、そんなつぐみが恐らく好きになってしまうのがバイト先の先輩の藤尾迅。バイト先で卒なく仕事をこなす姿に羨望の眼差しのつぐみに共感します。
読み返して見るとこの藤尾迅は、ぶっきらぼうですが、子供が商品を分からなければ一緒にお店を見て探してあげたり、つぐみが混乱している際にはさり気なくフォローしてくれるとても優しい人で、こんな人とバイトで出逢えたらいいなという彼氏欲しい女子には堪らない存在です。
まだ、1話なので、藤尾迅に関しては学生なのか、年齢はいくつなのか等謎が多いですが、これから話が進むにつれて色々な彼を知りたいなと思える1話でした。
彼の優しい言葉で、マニュアルではなく、自分のしたい行動をおこせて、お客さんに感謝されたつぐみは、早くもトラウマから一皮むけたみたいで連載ですが、成長した姿にスッキリしました。
2話 別冊マーガレット 7月号
主に登場人物が主役のつぐみとその恋相手である迅しか出てこないのですが、全く飽きずにスラスラページを読んでしまえるほど物語とつぐみに心が寄せられます。
この第2話では、つぐみは迅への恋心を自分の中で気付いてしまったところからスタートします。
認めてしまうと、迅に会えるアルバイトの日には目覚し時計がなくても、そわそわして目が勝手に起きてしまうというくだりは、恋する乙女あるあるで可愛らしいシーンだなと思いました。
そして、そんな早起きしてるのに妹に前髪の寝癖を指摘されて慌てるつぐみがつぐみらしい可愛らしさが出ていて好きなシーンです。
そして、今回も男前でさり気ない優しさを見せる迅。
これは、つぐみでなくても好きになってしまうとドキドキしました。
特にバイトのコンビニのレジをつぐみが担当して混んできてしまったのを裏の事務所の防犯カメラで気付いて応援に行くシーンは男前でした。
つぐみに「怒ってるんじゃなくて、ちゃんと頼って、仕事なんだから」と言った後に「俺も気付かなくてごめんね」とさり気ない言い回しが素敵すぎます。
最後につぐみの気持ちが溢れ過ぎて、思わず告白してしまうところで終わってしまうので、続きが早くも気になります。