『恋獄の都市』は、ホラー・SF・恋愛・ミステリーなどが複雑に絡み合った話で、一話から大変引き込まれる内容でした。
不眠に悩む主人公が、いつも「新宿」の夢を見る、という内容から始まります。
主人公には好きな女の子がいて、ひそかに想いを寄せています。
しかし、好きな女の子や主人公の住む街には異変が起こっているようで…という内容でした。
話のテンポが非常によく、緩急が巧みでどんどん読んでしまいます。
例えば、雪子が主人公の家に行くシーン。
ラブコメの展開かな…と思っていると予想もしていなかった展開になります。
初めて読んだとき、びっくりしてとてもエキサイティングな気持ちになりました。
また、流夏が登場したシーンもドキドキしながら読みました。
主人公と探り合いながら会話をするシーンで、主人公が頭の中で色々な思考を巡らせているのがとてもわくわくしました。
愛も雪子もとても素敵なキャラクターなので、皆幸せになってほしいと願いながら読んでいます。
しかし愛と雪子と主人公との間には複雑な三角関係があるようで、こちらも見所になっています。
続きが気になり一気に読んでしまい、しかも伏線や謎が気になって、もう何回も見返しています。
二巻が出るのが今から楽しみです。