6話 Kiss キス 12月号
今回は、主人公の廣田令菜が、自分を好きになる方法について考えるという内容でした。
バーの店員とのお試しデートをふり返った令菜が、自分にダメ出しをしてしまう流れが、少ししんどかったです。
婚活が思うように進まず、職場の先輩・森田昭子からも強烈なツッコミをもらった令菜が、思わず考えこんでしまう気持ちはわかります。
令菜の考えが行き詰ってしまうのは、理想の自分と現実の自分を、厳しく比較しすぎているからではないかと思いました。
令菜が前向きに結婚について考えているのは、いいことです。
そのために自分を好きになろうとしているのも、いいことだと思います。
自分に対する条件が厳しすぎると、よけいに自分のことを好きではなくなってしまうような気がします。
もっと令菜は自分の仕事や生活を楽しんでいいのではないかと思いました。
誰と交際するにしろ、結婚するにしろ、待っているのは平凡な毎日の積み重ねです。
まずは今の自分の身のまわりで嬉しいことや楽しいことを見つけて、大事にしていくほうがいいのではないかなと思いました。
久しぶりに恋愛関係になるのが不安だったら、オーナー(よしお1号)の申し出を受けてみるのもいいと思います。
今回の話を読んでいても、令菜は笑いのセンスを大事にしているということがわかります。
オーナーは接客業をしているからか人あしらいが上手いし、意外と大人なところもあります。
令菜が自分の気持ちを行動に変えられるかどうか、次回の展開を楽しみにしています。