11話 officeYOU オフィスユー 12月号
今回は、自分を変えたいと思った主婦・坂口香菜が、茶道の教室に通い始めるという内容でした。
香菜の通う茶道教室のようすが詳しく描かれているのが面白かったです。
教室は週に1度、半年で修了というのが、通いやすそうでいいなと思いました。
手ごろな値段で通いやすいのに、師範の指導は本格的だし、茶室もしっかりしているというのもいいなと思いました。
日本の伝統文化はもともとは日常の中にあったものもありますが、西洋化した生活の中では、少し距離が遠くなってしまっています。
茶道の他にも、着物や華道、香道など、少し興味はあってもなかなか踏みこみづらいところもあります。
そうした文化に、こうした入りやすい教室から入っていくという手段もあるのだなと思いました。
師範に対して自分を変えたいと言った香菜が、茶道の自主練習を通じて、実際に変わっていくところが良かったです。
台所でふくさのさばきかたを練習する香菜を見て、夫や子どもたちも影響される場面が印象的でした。
ふくさは布一枚ですが、手元で思うように動かせるようになるまでには、時間がかかりそうだなあと思いました。
ずっと他人から言われるがままだった香菜が、自分に自信を持ち、自立した人生を歩み始める流れが、素敵だなと思いました。