4話 officeYOU オフィスユー 12月号
今回は、主人公のミチルが母親の介護をみとり(AI)に託した後のできごとが描かれました。
まず驚いたのは、ミチルの実家の周辺で、既にAIが使われていたという事実です。
個人宅から店舗まで、さまざまな場所でAIが活躍しているということに驚きました。
また、AIが存在することを、みとりが認識できるということにも驚きました。
みとりは見た目はミチルの父親そっくりなのですが、こういう場面を見ると、やはりAIなのだなと思います。
少し気にかかったのは、ミチルの母親の生活環境です。
ミチルが東京へ戻る決心をしたときに、家の中にカメラを置くことになりました。
母親の意見から、カメラはリビングとお店だけにつけることになります。
これは母親のプライバシーを守るためには、当然の配慮だと思います。
しかし、母親がカメラの設置を嫌がった場所は、よく高齢者の事故が報告されている場所でもあります。
母親の体力や運動能力によっては、プライバシーに配慮した上でカメラの数を増やすことも必要になってくるのではないかなと思いました。
東京に帰ったミチルは、カメラを通じて母親とみとりのようすを確認していました。
AIもカメラも便利な道具ではありますが、大事なのは道具を使う人間の判断や行動なのかもしれないなと思いました。
ミチルが遠隔介護という難問にどうやって挑んでいくのか、次回の展開も楽しみです。