51話 BE-LOVE(ビーラブ) 11月号
今回は、主人公の花岡七桜と高月椿との間で、光月庵の継承を賭けた勝負が始まるという展開になりました。
母親の名誉を回復するためにも、どうしても光月庵を手に入れると意気ごむ七桜ですが、大旦那さまにどんな御菓子を出せばいいのか、答えが見つかりません。
必死になって御菓子を作っているのに、いいものができなくて苦しむ七桜を見るのは辛かったです。
すっかり煮詰まってしまった七桜を、近くで見ていた多喜川が助ける場面には、ほっとしました。
今の七桜には、多喜川以外に頼れる人がいません。
こんな大変なときに、助けてくれる人がいて本当に良かったと思いました。
多喜川が七桜を気づかって渡したのは、ちょうど今の季節にぴったりの食べものでした。
なんとなくですが、この食べものが七桜の作る御菓子のヒントになるのではないかなと思いました。
何かするときに相手に好かれようとか気に入られようと考えてしまうと、かえってうまくいかないこともあります。
御菓子は食べるものなので、相手の体調や体質には配慮する必要はあると思います。
それを頭に入れたうえで、後は七桜が自分の感性や感覚を信じて御菓子を作るしかないのではないかなと思います。
最後の対決に向けて、大旦那さまも、そして椿も、今までとは違う覚悟を決めたように見えます。
七桜と椿がどんな御菓子を作りあげるのかが楽しみです。