5話 BE-LOVE(ビーラブ) 11月号
今回は、主人公の式町水晶が、音楽クラブの生徒たちと出会うという話でした。
水晶が同学年の葉月唯と話している教室に乱入してきたのは、有志で活動している音楽クラブの生徒たちでした。
教室では教師や同級生から制限を受けている水晶ですが、音楽クラブの生徒たちは、水晶に対してごくごく普通に接しています。
自分の障がいについて水晶が説明したときも、真剣に耳をかたむけてくれて、水晶の存在そのものを受け入れています。
音楽クラブの生徒たちは、自分が好きな音楽を自由に演奏して楽しく過ごしています。
音楽の良さを知っている生徒たちだから、バイオリンを弾く水晶をそのまま受け入れてくれたのかもしれないなと思いました。
音楽クラブに所属したことで、水晶は近々開かれる運動会にも参加できることになりました。
音楽クラブで練習をする水晶が、心から楽しそうに笑っているのが印象的でした。
小学校で新たな出会いを果たしたことが、水晶のバイオリンにも少しずつ影響していくという流れが良かったです。
水晶が師事している中吉先生のレッスンでも、水晶は今までにない成果を出すことができました。
音楽クラブでのできごとを思い出しながら演奏した水晶を見て、中吉先生と母親が驚く場面が印象的でした。
水晶の気持ちが明るい方向へ変化したことで、演奏の音まで変わるというのが不思議だなあと思いました。