9話 月刊 flowers フラワーズ 11月号
今回は、主人公の久能整が、放火事件で知り合ったライカと初詣に行くという展開でした。
危険なクリスマスをどうにか乗り越えた整とライカは、話の流れで初詣に出かけることになります。
女性と一緒に初詣に行くことになった整が、緊張したりそわそわしているのが初々しくて良かったです。
いつもは天然ながらも冷静沈着な言動を見せる整が、今回ばかりは若者らしい動きを見せたのが意外で、楽しかったです。
整とライカは神社にお参りをした後、おみくじを引いたり、屋台の食べものを分け合ったりと、一緒にいる時間を楽しんでいました。
ライカはあまり表情の変わらない人物なのですが、病院から抜け出して好きなことをするのは息抜きになっただろうなと思いました。
いい感じで進んでいた整とライカの外出は、後半になっていっきにミステリーへとなだれこんでいきます。
年頃の男女が楽しく外食を楽しんでいるだけ、という流れのはずが、いっきにスリリングな展開になっていくのが面白かったです。
整とライカが一緒にいると、謎を解くのがこんなに早いのだなと思いました。
まるで探偵ものの主人公が2人いるスペシャル番組みたいで、すごいなと思いました。
整が1人でいても今回の事件は解決しただろうとは思います。
ライカと組んで真相にたどり着くという流れが、今までの話とは違って、変化がついていて面白かったです。