2話 エレガンスイブ 11月号
今回は、親の暴力から逃亡した上川星と上川宇が、自分たちの生活を守るために働くようすが描かれました。
星と宇は帰る家を失い、頼れるのはお互いの存在しかありません。
他に信頼できる人がいないという状況が、星と宇の絆のかたさにつながっているような気がしました。
星と宇が相手のことを大事に思っているのはいいことだと思うのですが、いざというときに相談したり助けてくれる人がいないという状況には、あやうさも感じました。
星は自分と宇の生活費を稼ぐために、キャバクラで働いています。
星は他の女性たちからさまざまな嫌がらせを受けてきましたが、今回は腹をくくって言い返したのが痛快でした。
もしかすると、星が1人だったら、ここで負けたりめげたりしてしまったかもしれません。
しかし、弟を守るという目標があるからこそ、星はキャバクラの仕事を続けることができたのかもしれないなと思いました。
女性たちの中心であるまりあは、星の態度に納得しておらず、今後も嫌がらせを続けるような気がします。
星が負けずに頑張るほど、まりあの嫌がらせも増えるような気がします。
星と宇が2人で安全に生きていくために、何かいい方法があればいいのになと思いました。
今後は宇の生活にも何か変化がありそうな気がします。
姉弟が辛い過去を断ち切って生き抜いていくことができるのかどうか、今後の展開を見守りたいと思います。