5話 エレガンスイブ 11月号
今回は、作者の菊池真理子さんが、アルコール依存症だったことを公表している著名人に会いに行くという内容でした。
作者さんが会いに行ったのは、ロックバンド・ZIGGYのボーカリストである森重樹一でした。
森重の取材には、マネージメントをしてきた社長が同行していました。
取材のはじめに社長が「いろいろありましたよね」と言う場面には、考えさせられました。
これは、今までにあった「いろいろ」を、森重と社長が一緒に乗り越えてきたからこその「いろいろ」なのだろうなと思いました。
言えないような「いろいろ」もいっぱいあったのだろうなと思いました。
話は森重の幼少期や家庭環境から始まります。
森重の体験から、本人は人生の中でとても努力してきた人だということがわかりました。
飲酒が習慣になったのも、ライブでもっと成果を出したいという真面目な気持ちがもとになっていたということがわかり、複雑な気持ちになりました。
飲酒したことで良いパフォーマンスができたことから、飲むことが習慣になったという場面では、自分もそうなるかもしれないと思いました。
酒の回数や量はほどほどにと言いますが、自分できちんと節制できるかというと、環境によっては難しいこともあるのだなと思いました。
次回は森重の状態が悪化すると予告されているので、少し重い話になりそうです。次回の話も心して読もうと思います。