11話 BE-LOVE(ビーラブ) 10月号
今回は、風邪をひいた牧凌太を、同居している春田創一が看病するという話でした。
熱を出して寝こんでしまった牧と、何かしようとする春田の会話が面白かったです。春田は牧のために食事を作るのですが、慣れていないのでうまくいきません。
牧は熱があるのに春田に鋭いツッコミを入れていきます。体調を崩しても、牧から春田に対する発言の鋭さが変わらないところには笑いました。
そんな中、春田と牧が同居していることに納得のいかない黒澤部長が「はるたんをあきらめない大作戦」を実行する流れが面白かったです。
自宅でうじうじする黒澤部長に対して、奥さんの黒澤蝶子が「女子高生か」とツッコミをする場面には笑いました。
蝶子に叱られた黒澤部長が、春田と一日を過ごしながら、自分の魅力をアピールする流れが良かったです。テールランプを5回点滅させるなど、渾身の作戦を実行する部長の気持ちが、春田にはまったく通じていなかった流れには、涙が出そうになりました。
また、寝ている牧のところには、元恋人の武川主任がやって来ます。
牧の体調が悪いことを見こして、体力がなくてもすぐに食べられるものばかりを大量に買ってくるという武川主任の行動には、さすがだなあと思いました。
本心では牧のことを心配しながらも、牧はもう自分のほうにはふり向かないということを察した武川主任が、悲しそうな顔をして帰っていく場面がせつなかったです。
次回は春田と牧が牧の実家へあいさつに行くということになりそうです。家族に会うという一大イベントでいったい何が起こるのか、今から楽しみです。
12話 BE-LOVE(ビーラブ) 11月号
今回は、主人公の春田創一が、牧凌太の実家にあいさつに行くという内容でした。
なんといっても驚いたのは、牧の父親の反応でした。
牧の父親は、あいさつに来た春田を完全拒否します。
どうあってもうちとけることのない父親の表情がとにかくものすごくて、思わず笑ってしまいました。
さらに驚いたのは、牧が男性を好きだということを、父親に言うのが初めてだったということです。
このことを伏せたまま、春田を実家に連れていった牧は、策士だなと思いました。
牧の実家にいる間、父親はずっと怒りっぱなしのままでした。
幸い、牧の母親と妹は、春田を歓迎してくれていて、良かったなと思いました。
母親と妹の援護射撃はありがたいと思ったのですが、できれば父親に対しても少しフォローをしてあげてほしいなと思いました。
家の中で味方がいないと父親も肩身が狭いだろうし、気をつかってあげてほしいなと思いました。
後半に入って、春田と幼なじみの荒井ちずが、2人きりになる場面には、どきどきしました。
春田と牧の事情を知っているちずは、よくここまで勇気を出したなあと思いました。
長いつき合いの相手に、関係が壊れるかもしれないような告白をするのは、とても勇気が必要なことだと思います。
答えがどうなるかはともかく、春田にはちずの気持ちを受け止めてほしいなと思いました。