17話 月刊 flowers フラワーズ 10月号
今回は、会社のキャンプに参加した馬場青子が、元恋人の熊田亮平から話を聞くという内容でした。
前回、社外からキャンプに飛び入り参加してきた亮平は、遊んでいる最中に何度も青子を見ていました。
青子の同僚の真鍋龍生が青子の護衛として参加していたものの、すきを見て亮平が青子に何かするのではないだろうかというのが心配でした。
しかし、今回の亮平の話を聞いてみると、もし自分が亮平と同じ立場だったら、そういうこともあるのかもしれないなあとも思いました。亮平が積極的に青子を捨てようと思ったわけでも、裏切ろうと思ったわけでもなかったというのが、ひとつの救いかなあと思いました。
ふだんと違ってあまり笑顔を見せない青子を見ていると、やはり亮平の行動は青子をこれだけ傷つけたのだなあと思いました。
亮平の話を聞いた後の青子が、少しでも明るくふるまおうとしているのを感じました。自分でもそれほど落ちこみたくないという反発心もあるだろうし、一緒にいる龍生に迷惑をかけたくないという気持ちもあるのかなあと思いました。
正直、亮平の事情が事情とはいえ、一方的に置いていかれた青子は辛いだろうなと思います。
しばらくはしんどい日々が続くでしょうが、青子には無理をせず少しずつ元気になってほしいなあと思いました。
18話 月刊 flowers フラワーズ 11月号
今回は、主人公の馬場青子の気持ちが、少しずつ変わっていくのを予感させるような内容でした。
社員キャンプでの熊田との再会も無事に終わり、窯での仕事を再開した青子のようすには、ほっとしました。
キャンプに参加できなかった同僚・古閑しのぶに、青子が当日のようすを報告する場面が良かったです。
熊田がキャンプに来ると知って、青子は気持ちが揺れただろうなと思います。
熊田がどう出てくるかわからずに青子をキャンプに送り出したしのぶも、青子のことを心配していただろうなと思います。
帰ってきた青子にすぐに話しかけるしのぶを見て、何かあったときに頼れる友人がいるのは心強いなあと実感しました。
青子に絵付けを依頼した真鍋龍生が、青子と話し合いをする場面が良かったです。
熊田と青子の関係を見守ると決めたあたりから、青子に対する龍生の気持ちが、より明確になってきたなとは感じていました。
職場で話し合うときに、龍生が無意識に今までよりも青子の近くに座る流れが良かったです。
今回の話で、青子は窯で働く人から2度も「自覚はない?」と聞かれています。
青子と龍生の距離は周囲の人たちから見ても明らかに近くなっているのですが、当人たちはあまり自覚がないようです。
仕事には熱心だけれど、自分の気持ちには無自覚で不器用な青子と龍生の気持ちを、今度もずっと見守っていたいなと思いました。