20話 エレガンスイブ 10月号
今回は、主人公の藤井松子が、急な静岡出張から帰って来る前後に何があったかという内容でした。
交際している今泉が、以前交際していた人と連絡をとりあっていることに、松子が大きく動揺する流れが少し辛かったです。松子は交際相手が別の女性と親しくしていることについて、気持ちが混乱してしまいます。でも、本人には自分の気持ちを直接言えない、というのが見ているだけでも辛かったです。
もやもやしたまま静岡から帰って来た松子が、友人の白石や美森にそれとなく相談する場面はいいなあと思いました。自分ひとりで解決できない問題を、他の人に客観的に見てもらうというのは、いいことだなと思いました。
相談の中で出てきた「疑似恋愛」という考えかたには驚きました。説明を聞く限りは、友人としてのつき合いとは少し違うようです。話を聞いた松子が思わず自分と今泉のことを思い浮かべるところには、身につまされました。人間関係にも、いろいろなかたちがあるのだなあと、しみじみとした気持ちになりました。
今回登場したお酒は、松子が今泉からもらったカップ酒でした。なんといっても「にゃんかっぷ」という名前が可愛かったです。日本酒と梅酒があるのもいいと思いました。
お酒に合わせたのはマグロの缶詰です。好きな缶詰をおつまみにすれば、値段は手ごろだし調理の手間もかからないし、お得にお酒を楽しむことができていいなと思いました。
伊達と直接話したことで、松子の不安もひと段落したようで良かったです。このまま2人の交際が順調に続いていくといいなあと思いました。
21話 エレガンスイブ 11月号
今回は、主人公の藤井松子が、思わぬ人物と酒を飲むことになるという話でした。
今回登場した酒は「月見酒の上善如水」でした。
日本酒の「上善如水」に季節限定のボトルがあるというのは知りませんでした。
パッケージやボトルのデザインも可愛らしく、手に入れた松子がはしゃぐ気持ちもわかると思いました。
限定ボトルを手に入れた松子が、職場でも浮かれる気分を隠しきれない場面には笑いました。
あまりにも上機嫌な松子を見た同僚が「ペットでも飼ったの」と聞きます。
それに対して今泉が「酒です」と冷静に事実を説明する流れが面白かったです。
とにかく月見酒が楽しみでしかたない松子が、街中で偶然、最上と出会います。
最上は松子と交際している男性・伊達の元彼女です。
松子は最近、交際関係ではなくなったはずの伊達と最上がひんぱんに連絡を取り合っていることに困惑していました。
本人に出会った松子がどのような態度に出るのかが楽しみでしたが、まさか一緒に酒を飲むことになるとは思わず、驚きました。
松子と最上が月見酒と一緒に食べたつまみが、とても美味しそうでした。
秋にとれる美味しい食材がいっぱい並んでいて、目の保養になりました。
松子はただお酒が好きというだけではなくて、季節感やおつまみにも凝っています。
こういうお酒の楽しみかたができると、仕事の後や休日もちょっとした気分転換になっていいなと思いました。