ネタバレOK?なっちゃんのメモめも

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僕のヒーローアカデミア 24巻 ネタバレ注意

この巻では、敵キャラたちの壮絶な悲しい過去が描かれています。

この物語の世界は、『個性』と呼ばれる超人的な能力を、人類のほとんどが持った世の中なのですが、その『個性』のせいで、差別されたり、社会にうまくなじめなかったりする人が出てくるようになり、いわゆる『はみ出し者』のような人たちがたくさんうまれてしまいます。

その『はみ出し者』たちは、自分たちにも生きやすい世の中があってもいいんじゃないか?

と、もがき続けています。普通と違うことがなぜいけないのか?『普通』とは何か?

敵キャラの中の紅一点『渡我 被身子』というキャラクターがいるのですが、この子の『個性』は『血を摂取し、その対象に変身する』というものなのです。

もちろん周囲に気味悪がられます。

でも彼女自身も悩んでいて、両親からも気味悪がられてしまうことで、自分をどんどん抑圧していくのですが、それがあるとき抑えきれなくなってしまい、学校内で友達を襲ってしまう事件を起こします。

それを機に社会から姿を消すことになってしまうのですが、彼女自身はひたすら『普通に生きたい』と願っているだけなんです。

自分の『個性』からくる血への執着。これが社会の枠にはまらなかったので、社会から排除されてしまう。こんなことはおかしいんじゃないか?

現代社会にも通じる問いかけだと思います。

『普通』と違うことで優遇される者もいれば、差別される者もいる。

本来同じ人間なんて一人もいるはずないのに、なぜそうなってしまうのか。。。

『自分らしく生きる』ということの素晴らしさと難しさ、そして、自分らしく生きるためには、周囲の人間、社会全体の協力が必要なことを、登場人物の壮絶な過去から訴えかける巻でした。