ネタバレOK?なっちゃんのメモめも

ただの漫画好きおばさんのただのメモ 雑談も多めです~

しっぽ街のコオ先生 28話・29話 ネタバレ注意

28話 officeYOU オフィスユー 10月号

今回は、主人公の高円寺達也(コオ先生)が運営する坂の上動物病院に、ある飼い主から財産を贈与したいという申し入れが入るという内容でした。

以前、病院を利用していた落合という女性が亡くなり、担当弁護士から贈与の連絡があった後の展開を読んでいると、コオ先生の人柄がよく伝わってきました。

まとまったお金が入るかもとわかったときに、病院のスタッフは自分たちが大金を使えるかもという期待で浮足立ってしまいます。しかしコオ先生は、落合の自宅に足を運び、落合が飼っていた犬のカルテを読み直します。

思いがけない収入という事態を目の前にして、つい喜んでしまうスタッフたちの気持ちもわかるなあと思います。そうした状況でも、患者である動物や飼い主のことを考えるコオ先生はすごいなあと思いました。

落合と飼い犬を担当していたのは、コオ先生の前に動物病院を運営していた徳丸先生でした。コオ先生は徳丸先生のつけたカルテを読みこみ、先生とも直接会って、落合の遺産は誰のために使うべきものなのかをじっくり検討します。

落合にはけんか別れをして何十年も音信不通だった娘がいました。犬が苦手だったのに、ずっと面倒を見てきた落合の気持ちを考えると、ちょっと胸が痛くなりました。女性のひとり暮らしで、家事や雑事をこなしながら犬の世話や散歩をするのは、大変だっただろうなと思いました。

そういった飼い主の気持ちをコオ先生がちゃんと考えてくれているのが良かったです。飼っている動物は飼い主にとっては家族も同然です。大事な家族の健康を守るなら、こういう人柄の先生にお願いしたいなあと思いました。

29話 officeYOU オフィスユー 11月号

今回は、坂の上動物病院でAHT(アハト)として働く福丸三太が、自分の将来を真剣に考え始めるという内容でした。

福丸が同じ病院で働く獣医師たち(高円寺達也・堀川広樹・滝佑斗)の仕事を思い返しながら、自分の道について思いをめぐらせる場面が良かったです。

ふだんは天然ですが、動物たちを前にすると見事な手際を見せる高円寺先生をはじめ、坂の上動物病院の獣医師たちは、患者や飼い主に対して誠実な治療を行っている人ばかりです。

できる人たちと一緒に働いていると刺激になりますが、同時に自分と比べてしまって気持ちが引き気味になってしまうという展開は、よくわかると思いました。

高円寺先生の動きに助けられて、福丸が東洋医学に出会えたのが良かったと思いました。

福丸はMF動物病院で動物たちに対して東洋医学の施術を行っている久間先生と知り合います。

久間先生が猫に施術をする場面が面白かったです。猫のヘルニアに対して手技で痛みをやわらげるところには、こんな方法もあるんだと思いました。

施術を受けている間の猫は、のどをゴロゴロと鳴らして、とても気持ちよさそうでした。病院に行くのは怖いという動物は多いと思いますが、こういう治療があれば少しは通院するのも楽しみになるのかもしれないなと思いました。

東洋医学を勉強することで、福丸の治療者としての技能はかなり広がるのではないかと思いました。役立つ技術を身につけて、たくさんの動物を楽にしてあげてほしいなと思いました。