ネタバレOK?なっちゃんのメモめも

ただの漫画好きおばさんのただのメモ 雑談も多めです~

王国物語 2巻 ネタバレ注意 中村 明日美子さん

第2巻では全編を通して「王と側近」シリーズが描かれています。

主にダオの過去編で、表紙もダオと、ダオの双子の兄弟であるシャオが飾っています。

第1巻の表紙だったアードルテとアーダルテにも、美しく静かで厳かな空気が漂っていましたが、第2巻の表紙は雰囲気がガラリと変わりながらも第1巻と同じ空気が漂っていて、美しく、感動してしまいました。

第1巻で描かれていた本シリーズ冒頭ですでにシリーズの(ほぼ)結末が描かれているため、ダオが腹に一物抱えていることは分かりきっていましたが、いざダオの運命、起こってしまった悲劇、受けた苦痛やトラウマなどを知ると、息をするのも苦しいほど辛い気持ちになりました。

そして、いくつもの悲劇や困難を乗り越えながらも、過去から逃れられずに苦しむダオの物語を見ていると、つい結末のことを忘れて見入ってしまいます。

しかし、ダオに追いついた過去の亡霊を葬った王の姿は、ダオのヒーローとも呼ぶべき行いをしたにも関わらず、あまりにも静かで、圧倒的で、ダオはその一瞬で解放されたというのに、手放しに喜んだり惹かれたりできないような複雑な気持ちになりました。

「今宵は体を空けておけ」という最後のセリフも不穏で、どうか次巻では脳裏にちらつく嫌な予感を裏切ってほしいと願わずにはいられません。