ネタバレOK?なっちゃんのメモめも

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依存症ってなんですか? 菊池真理子さん 3話・4話 ネタバレ注意

3話 エレガンスイブ 9月号

今回は、作者がアルコール依存症の自助グループであるAA(Alcoholics Anonymous/アルコホーリクス・アノニマス)という集まりを訪ねるという内容でした。

作者が参加させてもらったのは、教会で行われたミーティングでした。前回参加した高知県での断酒会と同じで、参加した人たちが自分の体験や言いたいことを自由に話します。話す人以外は聞くだけで、意見を言ったり批判したりすることはありません。

参加した10人がつぎつぎと自分の飲酒や依存体験を話します。共通しているのは、飲酒の量が度を超していること、自分の意思で飲酒を止めることができないということでした。

参加している人たちが、飲酒をしていた間のことを話しながら、そのときの気持ちを素直に打ち明けたり、飲酒しなければ生きていられなかった理由を考えたりしている姿が印象的でした。ミーティングの間はみな笑顔も見えて明るく話をしていますが、ここに来るまではそれぞれ悩んだり苦しんだりしてきたのだろうなあと思いました。

教会の人たちが場所を貸してくれて、ミーティングの日時を決める人がいて、そうしたたくさんの人たちの善意や努力でこの集まりはできているのだなと感じました。お互いを監視したり罰したりするのではなくて、お互いに助け合おうとすれば、こうしたことができるのだなあと思いました。

前回と今回で、作者はアルコールに依存する状態から前へ踏み出そうとする人たちに会いました。ここから作者は自分と父親について新たにとらえなおしていく作業に入るのだろうなと思います。作者がどのように前進していくのか、今後の展開が楽しみです。

4話 エレガンスイブ 10月号

今回は、作者が自分と父親の関係を考えなおそうとする展開になりました。

作者が電車に乗っているとき、お酒を呑みすぎた男性を見て、自分の父親を思い出す場面が印象的でした。

作者が「家に入ってきたら……」と心配している場面では、家の玄関と、顔が見えない人影が描かれています。

以前の作品である『酔うと化け物になる父がつらい』で、同じような場面があったことを思い出しました。

『酔うと~』の中では、子どものころの作者が、酔っぱらって前後不覚になって帰って来る父親を、家の中に引っ張り上げる場面がありました。

いろいろな感情が出てきて混乱している作者を見て、もしかすると、子どものころ父親と接していたときの気持ちを思い出したのかなあと思いました。

作者が臨床心理士の信田さよ子にカウンセリングを受ける場面では、少しほっとしました。

作者が自分の状態や気持ちについて「これぐらい普通」「大丈夫」と思っていたことについて、信田が客観的に仕分けをする場面が良かったです。

自分で思っている自分と、他人から見た自分がこれだけ違っているということに、作者がはっとする場面も印象的でした。

カウンセリングを重ねることで、作者が自分の気持ちを少しずつ整理していくことができたらいいなと思いました。