47話 BE-LOVE(ビーラブ) 8月号
今回は、主人公のももをめぐる人間関係が少しずつ変化していくという展開でした。
ももが部屋を出たカイリと会って話をする場面では、せつないなあと思いました。2人とも言いたいことはいっぱいありそうなのに、言葉にして伝えることができないという状態でした。
カイリの表情を見ればももを嫌いになってこうなったわけではないということはよくわかります。もものほうも、カイリを大事に思うからこそ今回の決断に至ったのだろうなということがわかりました。
ももを見ていると本当に辛そうなので、しばらくは一人で静かに過ごしてもらいたいなと思いました。当人の気持ちが落ち着くまでは、時間の流れに任せるしかないのだろうなと思いました。
今後が気になるのは、もものライバルの柏木さえです。
傷心のまま帰国してきたさえに、お祝いの食卓を用意していたとーじの優しさにはときめいてしまいました。とーじは「半分はできあい」と謙遜していましたが、お祝いをしようとするとーじの気持ちがいいなあと思いました。
ももへの対抗心や嫉妬からさまざまな妨害をくり返してきたさえですが、今回のさえのとーじへの気持ちは、かなり本気なのではないかなと思いました。自分がももよりも上になりたいというよりは、とーじと一緒になりたいという思いが盛り上がってきているような気がしました。
しかし、とーじからさえへの気持ちは、恋人というよりは友人としての気持ちのように見えます。今回のことでカイリは引いたものの、今後のもも・とーじ・さえの三角関係がどうなってしまうのか楽しみです。
49話 BE-LOVE(ビーラブ) 11月号
今回は、主人公の安達ももが、ライバルの柏木紗絵(さえ)の異変に気がつくという内容でした。
ももにさえがいなくなったことを知らせたのは、東寺ヶ森一矢(とーじ)でした。
とーじの娘・海結が、すっかり元気をなくしてしまったようすには、心が痛みました。
いつもなら、ももと会えば楽しそうにしていた海結が、何も話さず、うつろな表情をしているのが悲しかったです。
家に戻らなくなってしまったさえを、ももととーじは探し回ります。
ももはさえの実家にも電話をかけ、さえの母親と話をします。
さえのようすを伝えても、母親は冷たい反応しかしませんでした。
もし、さえがももやとーじのように、思いやりのある人に囲まれて育っていたら、ああはならなかったのだろうなと思いました。
ももやとーじ、彼らの友人たちは、さえが行方不明になったと聞いて、親身になって連絡をとってくれました。
さえにとって、今までの人生は、頼れる人のいないしんどい日々だったかもしれません。
けれど、これだけ心配してくれる人たちがいれば、きっとやり直せるはずです。
今回の状態を見るかぎり、さえは海結との間に起きたできごとで、かなりショックを受けたのだろうなと思います。
さえはしばらく静かな環境で休んだほうがいいと思います。
もし元気が出てきたらみんなのところに戻ってきたらいいと思います。
さえを心配しているももやとーじ、その他の人たちの気持ちが、さえに届くといいなと思いました。