ネタバレOK?なっちゃんのメモめも

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孔明のヨメ。 10巻 ネタバレ注意

それまで主に農作業に従事していた孔明ですが、この巻でとうとう、誰もがきっと聞いたことのある、「三顧の礼」のエピソードを経て、劉備と出会います。2人は理想が共鳴し合い、孔明は軍師として劉備に仕えることを決心します。歴史好きにはたまらない、胸が熱くなる場面です。

ですが、そこは「孔明のヨメ。」らしい、ヨメの月英と孔明とのいちゃラブも健在です。結婚してからしばらく経っているのにもかかわらずいちいち赤面し、自然とお互いへの愛が溢れる様子は、あの有名な武人・張飛が砂糖を吐くほどです。

各キャラクターの魅力も相変わらず凝縮されています。孔明の弟・均とその妻・林は、相変わらず変わり者の兄夫婦を支えているのですが、一般人の感覚に近い2人は、孔明を訪ねてきた(見かけはかなり恐ろしい)劉備一行を恐怖のあまり追い返してしまったり、あまりにフレンドリーな劉備に混乱してしまったりします。読み手は「君たちは悪くない」と均夫婦の肩を持ちたくなります。

一方の劉備一行も、武人でありながら皆どこかしらおちゃめで人情味溢れる人々です。張飛は、自分の主がわざわざ訪問しているにも関わらず顔を出そうとしない孔明に腹をたて、孔明宅に火をつけようとして月英が作った罠にかかってしまいます。それでいてその有能さを買われて合流した月英を見て、月英を戦に巻き込まないように兵の訓練を更に厳しくするという、優しさと懐の深さを発揮します。

歴史の教科書ではわからない、各キャラクターの挙動や心情に、当時はこうだったのかな、と、戦乱の三国志の時代に思いをはせる新巻です。