ネタバレOK?なっちゃんのメモめも

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エースをねらえ! 最終回 結末 ネタバレ注意

宗方コーチ亡き後、岡ひろみのコーチを引き継いだ桂コーチは相変わらず断酒を続けていました。

宗方コーチは高校時代から厳しい指導をしてきた反面、本当はふところの大きな人だったと思います。いつも全身全霊でひろみを受け止めていました。

わたしは子供の頃は、間違いなく藤堂さんファンでしたが、大人になって読み返した今、大人の器を持った宗方コーチに心をわしづかみにされました。

そんな宗方コーチと比べると、桂コーチはどうなのか?とても気になります。でもひろみだけではなく、ひろみに関わる全ての人を包んでくれる、仏のようなところがあるように思います。

そんな桂コーチ、ひろみは再起出来ているのに、なぜ誓いの断酒を続けているのか?真意は分からないまま国際トーナメントは近づいてきます。

試合の前、ひろみの自宅を訪ねる藤堂さん。二人の笑顔のシーンは本当にほっこりします。宗方コーチが亡くなってから二人の関係も距離ができてしまったように思いました。高校時代の天真爛漫なひろみの笑顔が見られなくて胸が苦しくなる時もありました。でもやはり藤堂さんの存在が、ひろみに力をくれるんですね。

リラックスできた状態で国際トーナメントに挑むひろみ。テレビの前ではひろみに関わる全ての人が応援しています。西高時代、泣き虫だったひろみがとても懐かしいです。随分苦労もしたし、大変な想いもたくさんしてきたけど、本当にテニスプレイヤーとしても、人間としても立派に成長したと思います。

順調に勝ち進んでいくひろみを見ながら、一つの心配をするお蝶夫人。桂コーチのその厳しさが心配でならないようです。お蝶夫人は本当にひろみのことを妹のように大切に思ってきました。割とお蝶婦人が報われないことが多いので、これから先、お蝶婦人は尾崎さんと幸せになってほしいと勝手に思っています。

そんなお蝶婦人は藤堂さんと桂コーチの元へ行きます。そこには宗方コーチからの膨大な手紙がありました。宗方コーチと桂コーチは離れていても、ひろみのことを共有し、まるでシンクロしているかのようでした。今、桂コーチがひろみにしている特訓は、宗方コーチが生きていれば間違いなく行っていること。それを納得したお蝶婦人や藤堂さんは、改めて桂コーチの大きさに気がつきます。

桂コーチの宗方コーチに対する友情も凄いですが、ひろみに対する弟子愛も宗方コーチと同じくらいに感じました。

トーナメント最終戦、オーストラリア代表との決勝。皆がそれぞれの想いを抱き見守ります。ひろみのために、ひろみを強くするために、ペアを諦めたお蝶婦人。真っ青な顔で見守る藤堂さん。もうこの決勝は涙なしでは読めません。

そして好ゲームの末、優勝カップを手にしたひろみ。天にむかってトロフィーを掲げました。きっと宗方コーチも喜んでくれていると思います。もう涙腺崩壊です。

そんな中、藤堂さんと尾崎さんはある決断をします。現役をやめサポート側へまわる。テニスを日本中に普及させるという大きな夢に向かって一歩踏み出しますが、それはひろみにとっては偉大な先輩がいなくなってしまうこと・・・さみしさに打ちひしがれるひろみですが、それでもまだ、お蝶婦人と蘭子さんがいます。その二人はひろみを更なる高みに押し上げるために、桂コーチの元で猛特訓し、自分たちをひろみに越えさせようとしていました。ひろみは師だけじゃなく、良い先輩方に恵まれて幸せものだと思います。

しかし、お蝶婦人はケガをしてしまい、ひろみのことを蘭子に託します。蘭子と対戦するひろみ。かつてはあんなに手強い相手だったのに。今はその蘭子すら倒してしまう。自分の前を行く人が誰もいなくなってしまったさみしさを噛みしめるひろみ。王者に孤独はつきものとはいえ、まだ若いひろみには荷が大きすぎてこちらまで胸が苦しくなってしまいます。

そんな場面には必ず藤堂さんがかけつけます。本当にひろみの気持ちをよく理解している藤堂さんに惚れ惚れしてしまいます。

次の試合に向けて旅立つひろみ。宗方コーチの墓前に挨拶に行きます。そこには先に蘭子がいました。腹違いの兄と妹だった宗方コーチと蘭子。蘭子には長年色々な葛藤がありましたが、今はすがすがしい気持ちでいることを宗方コーチに報告しています。不遇の蘭子が幸せそうな表情をしているとこちらまで嬉しくなります。彼女には本当に幸せになってもらいたいです。

そしてお蝶婦人の元へ行くひろみ。そこで桂コーチのある行動を聞かされます。毎朝毎朝、早朝にひろみが練習するコートを整備していました。手で石をひろい、コートを慈しむようにしていたと。。桂コーチという師の心を改めて知ったひろみは、ひろみの歓送会で桂コーチにお勺します。「うまいっ」とお酒を飲み干すコーチ。断酒が終わった瞬間、それは本当の意味でひろみが復活したということです。涙するひろみ。やっとこの日がきましたね。宗方コーチを失った悲しみは癒えることはないけど、その宗方コーチに教えてもらったテニスをやり続けて、桂コーチに認めてもらうことは、本当に嬉しいことだと思います。

そして出発の時、飛行機のタラップを上がるひろみの耳には桂コーチと宗方コーチの「岡!エースをねらえ!」の声が聞こえました。ああ、宗方コーチがここに居たらどんなに喜んでいたことか。でも前を向いて強く生きてテニスを続けてほしい!と心から応援した最終巻でした。ありがとう、エースをねらえ!