月刊 flowers フラワーズ 7月号
ポーの一族の新章が開始されました。主人公のエドガー、アランはイングランドを旅する間に事故を起こしてしまいます。
今回は第1話ということで、たくさんの人物が登場しました。今後、エドガー、アランと深く関わることになりそうなのは、2人が滞在することになった館の主人・アーサーです。
エドガーとアランは子どもだけで旅をしていることで館の召使たちからうたがいの目で見られますが、アーサーは2人の事情をそれとなく察したのか、滞在を許してくれます。ちょっと人間嫌いで変わったところがあるアーサーですが、かわいがっていた犬の葬儀をするなど、本質は優しい人なのだろうなと思わせる場面がたくさんありました。
印象的だったのは、アーサーがエドガーを初めて見た時の「ランプトン」という名前です。漫画の後半でアーサーはランプトンという少年を回想しています。アーサーがランプトンとどのような関係にあったのかが気になりました。
今回の話を読んでいて気になったのは、アーサーの館にあるばらが枯れる場面です。館の人たちはアーサーをはじめするどい人が多くて、ばらのようすに目くばりをしています。ばらが枯れるのはエドガーとアランにある秘密があるからです。アーサーや館の召使たちが、エドガーたちとばらの関係に気がついてしまうのか、それとも、エドガーがうまくきりぬけていくのか、今後の展開が楽しみです。