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ふるぎぬや紋様帳 25話 ネタバレ注意

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月刊 flowers フラワーズ 7月号

今回は主人公の樋口伊都子が、弟の結婚式に関わる話でした。

伊都子の弟・伊織と結婚する安野由布梨は、コンサルティング会社で働いています。髪型や服装をきっちりまとめていて、結婚相手の実家でもそつのない対応ができる女性です。

由布梨の普段の言動や態度は、理性的で能力の高い人物という印象があります。しかし、結婚相手の伊織に対する発言を見ていると、相手を自分の思いこみで決めつけるのではなくて、その人自身の思考や感性を大切にできる優しさを持った人物だということがわかります。

伊織と由布梨が結婚式の服装でけんかになってしまったのは、由布梨が理性的な面だけではなく、母や祖母という家族を大事に思う気持ちがあったからだと思います。仕事では冷静な判断が求められることが多いから普段はあまり感情を出さないだけで、由布梨はきちんと他者に対する愛情を持っている人だと思いました。

由布梨が伊都子の協力で「ふるぎぬや」へ行く場面では、由布梨の家に伝わる着物が、伝統的な製法で作られていたことがわかります。花嫁衣裳として作られる着物ですから、関わった人たちもハレの日にふさわしいようにと気持ちをこめて作ったのだろうなと思いました。そうやって大切に作られた着物を、由布梨の家の人たちもだいだい大切にして受け継いできたというのは、素晴らしいことだなあと思いました。