ネタバレOK?なっちゃんのメモめも

ただの漫画好きおばさんのただのメモ 雑談も多めです~

ふるぎぬや紋様帳 25話・26話 4巻 ネタバレ注意

25話 月刊 flowers フラワーズ 7月号

今回は主人公の樋口伊都子が、弟の結婚式に関わる話でした。

伊都子の弟・伊織と結婚する安野由布梨は、コンサルティング会社で働いています。髪型や服装をきっちりまとめていて、結婚相手の実家でもそつのない対応ができる女性です。

由布梨の普段の言動や態度は、理性的で能力の高い人物という印象があります。しかし、結婚相手の伊織に対する発言を見ていると、相手を自分の思いこみで決めつけるのではなくて、その人自身の思考や感性を大切にできる優しさを持った人物だということがわかります。

伊織と由布梨が結婚式の服装でけんかになってしまったのは、由布梨が理性的な面だけではなく、母や祖母という家族を大事に思う気持ちがあったからだと思います。仕事では冷静な判断が求められることが多いから普段はあまり感情を出さないだけで、由布梨はきちんと他者に対する愛情を持っている人だと思いました。

由布梨が伊都子の協力で「ふるぎぬや」へ行く場面では、由布梨の家に伝わる着物が、伝統的な製法で作られていたことがわかります。花嫁衣裳として作られる着物ですから、関わった人たちもハレの日にふさわしいようにと気持ちをこめて作ったのだろうなと思いました。そうやって大切に作られた着物を、由布梨の家の人たちもだいだい大切にして受け継いできたというのは、素晴らしいことだなあと思いました。

26話 月刊 flowers フラワーズ 9月号

今回は、主人公の樋口伊都子が、祖母の遺品の掻巻(かいまき)を引き取るという話でした。

有給休暇を楽しみにしていた伊都子が顧客の都合にふりまわされる展開は、読んでいてしんどくなりました。

伊都子は顧客である田中夫婦のインテリアをそろえていたのですが、妻が決めた家具を後から夫が変えるということが起こります。

夫がある理由から、家具を2度も変えたことには驚きました。理由がわかった時には、確かにそういう事情なら変えたくなるのもわかるなとは思ったのですが、それならちゃんと意見が決まってから伝えたほうがいいのではないかと思いました。

顧客である田中の都合で、伊都子の仕事のペースはめちゃめちゃになってしまいます。お客さんは自分の要求通りにしてもらうのが当たり前だと思っているし、気分のままに注文を変えてきたりします。しかし、変わった内容を受ける伊都子のほうは、また一から仕事をやり直さなければならないのです。

忙しさを見かねた会社の人が出してくれたおやつを食べて、伊都子の奥歯が折れてしまう場面には驚きました。きっと忙しいのと心労で、本人も知らない間に歯をくいしばっていたのではないかなあと思いました。

田中夫婦以外の注文でも手違いなどが続き、疲れきった伊都子を見ていると、そりゃあおばあちゃんも心配して夢に猫を送ってよこすだろうなあと思いました。

仕事を終えた伊都子が疲れた心身を休める場面は、見ていてほっとしました。今回は最初からトラブル続きで読んでいるだけでもくらくらしていたので、伊都子が無事で良かったなと思いました。気になっていたものも渡せて、伊都子のおばあちゃんもほっとしただろうなと思いました。