この作品の絵がとても好きです。どの子もとてもカワイイ!
けど、ストーリーは正反対で、鬼に食べられるために育てられた子供たちが真実を知って逃げる、という・・・1巻からハラハラドキドキでしたが、14巻になっても店舗が変わらず、ハラハラドキドキです。
登場人物が多いですが、特徴ある絵で、似た顔が全くないので区別がつきやすく読みやすいです。
そして、この14巻でとうとう、死んだと思っていたノーマンとエマたちの再会が!
エマとレイも大きくなったと思ったら、ノーマンもすごく大人っぽくなっていて、この再会は本当に感動です。涙です。
ノーマンと出会えたことで今までの謎が解けてくるのですが、ストーリー的にこの14巻が大きな山場になっています。
鬼の謎、ミネルヴァさんの謎、ノーマンとアダムの接点などなど、盛り沢山ですが、やはり一番はノーマンとの再会シーンです。ちょうどコミックの半分あたりですが、ミネルヴァさんに会えると思ってエマがドアを開けると、そこにはノーマンが!
アダムもノーマンの番号をずっと唱えていたし、ノーマンが生きているとは思っていましたが、ミネルヴァさんの代わりとなって、エマたちがいたシェルターの事なども全て把握して、こんなに大きなアジトと仲間を持っているなんて、本当に嬉しいやらホッとしたやら、です。
でも、長い時間違う道を歩んできた事で、ノーマンとエマたちには考えの隔たりが・・・!
やっと会えたしこれからまた協力して、と思っていましたが、やはりこのコミックはどこまでいってもハラハラドキドキが続くようです。
感想2
病気で倒れた仲間のために、農園に侵入して薬を盗むこと決めたエマたちのシーンで終わった前巻。
14巻ではこの農園侵入のエピソードが中心になると思っていましたが、予想を上回る驚愕の展開が待っていました。
エマたちはずっと探していたミネルヴァの仲間と出会い、彼らによってミネルヴァのアジトへと案内されます。そこで待っていたミネルヴァは…なんとノーマンだったのです。
以前から、ノーマンとの再会が「約束のネバーランド」中盤最大の山場だと思っていましたが、今回の巻で描かれるとは思っていませんでした。さらに、ミネルヴァ=ノーマンだとは予想もしていなかったので、衝撃的でした。
そして、ノーマンの口から「鬼とは一体何なのか?」という新たな秘密が語られます。
「人間を食べることによってしか、鬼はその見た目の形状を維持できない」という意外な事実には、またもや驚かされました。
脱獄以降、謎が謎を呼ぶ展開が続いていましたが、一気にいくつもの謎が解明されるという意味で、この14巻はシリーズ屈指の面白さでした。
鬼の絶滅作戦を進めるノーマンに反感を持ち始めるエマ。強い絆で結ばれていたはずの二人に亀裂が入るのではないか…という不安とともに、次巻へと続きます。
15巻でもさらなる驚きが待っていそうで、発売がとても楽しみです。