ネタバレOK?なっちゃんのメモめも

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ダーク・エンジェル レジェンド 外科医 氷川魅和子 22話・23話 ネタバレ注意

22話 エレガンスイブ 7月号

今回は、主人公の魅和子が自分の母親の行方を追いつつ、ある女性実業家の緊急手術を引き受ける、という話でした。

まず、大きな動きとして、魅和子の母親と関わっていたある女性の存在が判明しました。魅和子の母親と親しかった人間の証言によると、女性はバーテンダーとして働いていました。しかし、発見された直後に姿を消してしまいます。店の人間も、その女性については本名も過去も知りません。女性の発言や行動はどこか謎めいており、正体がつかめません。自分に近づいてくる人間がいると即座に職場からいなくなるなど、危機管理ができており、もしかすると何か事情を持った人物なのかもしれないと思わせるところがあります。今後も魅和子はこの女性の捜索を続けるはずです。手がかりがほとんどない今の状態から、魅和子がどのようにして女性の行方、そして母親の安否を探っていくのかが、とても気になりました。

また、魅和子が友人とのふとした会話から、女性の出身地をつかむ展開には、胸が熱くなりました。手がかりになったのは、英単語の発音です。英語は話される国や地域によって、少しずつ発音が異なります。海外ミステリやドラマではよく見る流れなのですが、ちょっとした場面に大きな手がかりがあるという展開が、とても上手いなあと思いました。

話の後半では、魅和子がジョアンという女性実業家の手術をします。ジョアンにはロザリーという娘がいます。ジョアンは強気ではっきりものを言う女性で、ロザリーは消極的でうつむきがちな女性です。正反対の母と娘が、病室で行き違う場面には、読んでいて胸が痛みました。ジョアンがロザリーのためを思って厳しくしているのだろう、ということはわかるのですが、もう少し相手の個性を尊重した話しかたをしてあげたらいいのになあ、と思いました。

そして、今回の最後の場面には、本当に驚きました。魅和子がロザリーにジョアンの病状を告げる場面なのですが、それまでの展開をひっくり返すような姿が描かれています。この母と娘はどうなってしまうのか、次回がとても気になりました。

23話 エレガンスイブ 8月号

今回は主人公の医師・氷川魅和子が担当していた患者・ジョアンの容態に変化が起こるという展開でした。

末期がんであることが発覚したジョアンに、魅和子は余命が半年であることを告げます。

読んでいて印象に残ったのは、ジョアンとロザリーが最後まですれ違い続けるところでした。ジョアンはロザリーのためと思って厳しい態度をとり続け、ロザリーはジョアンから愛情を受け取れなかったと感じています。

ジョアンとロザリーのすれ違いは、昔からずっと続いてきたものでした。この2人には、もっと話し合う時間や場所が必要だったのだろうと思います。

関係が近いからといっても、お互いを理解するのに必要な対話ができているとは限りません。関係が近いからこそ、大事なことを言えないこともあります。

ジョアンとロザリーには、今までに話し合うだけの時間と場所はあったはずです。しかし、お互いに気持ちが行き違ってしまっていたために、きちんと話し合おうとしたときにはもう時間がなくなっていたのだろうと思いました。

この母と娘の間には、2人にはどうしようもないある事情がありました。この問題は2人だけで向かい合うには、少し大きすぎる問題だったのだろうなあと思いました。

魅和子のように、少し離れた立場からジョアンとロザリーに関わってくれる人がいれば、2人の関係ももっと早い段階で変えることができたかもしれないと思いました。お互いに相手に対する愛情はあったのに、伝える方法を持つことができなかった母と娘の関係が、とても悲しいなあと思いました。