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愛子さん! 〜青春編〜 3話・4話 ネタバレ注意

3話 エレガンスイブ 7月号

まず、カラーページのセーラー服を見て、かわいいと思いました。白の上着に青いスカートなので、清涼感があっていいと思いました。また、愛子(主人公)の家に電話が入ったという描写では、黒電話に思わず「なつかしい!」と声が出てしまいました。愛子の弟が見ているテレビもブラウン管です。小道具のひとつひとつが丁寧に描かれていて、昭和の後半の生活がどんな風だったのかが、しっかりと伝わってきます。

今回のお話では、母親が亡くなった後の愛子が、家事をこなしながら中学校へ通う姿が描かれました。父親は仕事で忙しく、弟は遊びたい気持ちが先行して、なかなか家事に取り組んでくれません。料理や弟の世話など、まだ中学1年生の愛子には大変だろうなあと思わされる描写がありました。

また、愛子の父親に対する心理描写がていねいで、読んでいて感情移入させられました。父親はある店の女性と親密になっているようなのです。母親が亡くなってまだ半年という時期に、男親に恋愛話がもちあがっているというのは、10代の女の子にとっては辛いことだろうなと思いました。家族といっても、同性同士でないと話しづらいこともあるでしょうし、誰か頼れる人、相談できる人がいればいいのにな、と思いました。

今後の楽しみとしては、愛子の恋愛事情があります。愛子は中学校の担任教師に淡い思いを抱いているようです。学校の先生というのは10代のうちはとても大人に見えるので、先生が異動になるかもしれないという噂を耳にした愛子が、がっかりするのはよくわかるなあと思いました。そして、愛子は気がついていないようなのですが、どうも同級生の中で、愛子のことが気になっている男子生徒がいるようです。愛子と先生、同級生の関係がどうなっていくのかに、注目していきたいと思います。

4話 エレガンスイブ 8月号

今回は、父親とけんかになってしまった愛子が、家に帰れなくなってしまうという話でした。

歩いて祖母の家を目指していた愛子を、偶然通りがかった担任の桧山先生が保護してくれました。

愛子は桧山先生のことを慕っています。好きな先生の自宅にあがらせてもらうというのは、いつもの状態だったら胸がときめくできごとだと思います。

しかし、このときの愛子は父親とけんかになったために心はぼろぼろです。しかも、先生の奥さんは美人で、細かなことに気のつく優しい女性でした。夜遅くにひとりで歩いていた愛子に、お腹が空いているだろうと家の夕飯をとり分けてくれる場面には、できる奥さんだなあと思いました。

夜遅くにひとり歩きをするというのは、どんな年代の人にとっても危険が伴います。先生が愛子を助けてくれたのにはほっとしましたが、先生の家でのようすを見てしまったことは、年上の男性にときめく10代にとっては少し酷な状況だなあと思いました。

先生の電話から父親がやって来て、愛子が無事に自宅へ帰っていく場面には、ほっとしました。

何よりも良かったことは、愛子が今までひとりで悩んでいた思いを、父親が理解してくれたことでした。父親が亡くなった妻と残された子どもたちを最優先にしてくれたことには、良かったなと思いました。

大人になった愛子と親友の環が、桧山先生について話し合う場面には、しみじみとさせられました。

教師というのは、子どもにとっては親や親戚の次によくかかわりを持つ大人でもあります。学校では学業面での指導も大切なことだけれども、教師の言動や人格からも、生徒はこれだけのことを学びとっていくものなのだなと思いました。