ネタバレOK?なっちゃんのメモめも

ただの漫画好きおばさんのただのメモ 雑談も多めです~

BEASTARS 13巻・15巻 ネタバレ注意

13巻

最新刊で印象的なシーンは、主人公のレゴシの祖父ゴーシュと親友だったヤフヤとの再会です。

動物たちの秩序を守る「ビースターズ」をゴーシュとともに結成するつもりだったヤフヤ。

しかし、ゴーシュが戦いの前線から離れてしまい、相棒を失ったヤフヤは孤独の中、「ビースター」として、一人で戦うことを余儀なくされます。

36年経ってもその穴を埋めることはできず、自分との未来を捨て、家庭を持ったゴーシュをヤフヤは恨んで生きてきました。

この恨みは一発殴るだけでは済まない。

そう思いながら36年ぶりの再会を果たしますが、ゴーシュの昔と変わらぬ、人の好さや笑顔にほだされ、ヤフヤはすっかり毒気を抜かれてしまい、昔と友との再会を共に喜び合います。

この時のシーンで最もグっときた点は、ヤフヤに殴られたゴーシュが、自身の「コモドオオトカゲ」の毒に、ヤフヤが感染しないよう用心で何度も何度も消毒液を吹きかけ
彼を慮っていたところです。
積年の恨みがあっても、このように接されると憎しみを向け続けることはできない。

ヤフヤが長年ゴーシュに執着していた理由、ゴーシュの魅力がこのシーンで大いに伝わってきました。

またゴーシュのこのようなお人よしな態度は、孫のレゴシにも遺伝しているなと感じ、レゴシがあんなにもいい子なのはおじいちゃん譲りなのかと、妙に納得しました。

最新刊ではレゴシの想い人のハルちゃんが何やら勘違いをしてしまう描写もあったので、彼らの恋の行方も気になります。
次巻が楽しみです。

15巻

15巻は新たな敵として現れた肉食獣と草食獣のハーフ、メロンを中心に、混血の抱える闇にスポットが当たる流れでした。

印象深かったのはメロンを追い詰めるシーンです。

ビースターの仕事に強引に巻き込まれた主人公のレゴシは、メロン逮捕に協力するはめになります。

現ビースターのヤフヤの華麗な頭脳プレーによって呆気なくお縄になるメロンですが、レゴシと2人きりになった隙をつき、甘い言葉で彼を揺さぶり誘惑します。

肉食獣と草食獣のハーフであるメロンの言葉は、肉食獣と爬虫類のクォーターとして差別されてきたレゴシにとっては共感の連続。

ピュアな彼はまんまと騙され、逮捕目前のメロンを逃してしまいます。

レゴシの性格を見抜き言葉巧みに絡めとる策略は流石犯罪者と言うべきか。

自分の悩みを分かってくれると思ってしまったレゴシが未熟だったと言うべきか。

どちらにせよ、メロンが一筋縄でいく相手ではないことが今回はっきりとわかりました。

またメロンがレゴシに語った内容から、レゴシが日々抱えていた不安をメロンも恐らく抱え、異種間の交流や恋愛が差別される社会が彼という犯罪者を生み出してしまったのでは?とも感じました。

草食獣のハルちゃんに好意を寄せているレゴシにとって、社会に蔓延る差別は越えなくてはならない大きな壁。

メロンの動向も気になりますが、レゴシに今後降りかかる試練、どう乗り越えて行くのか、続きが楽しみです。