月刊flowers フラワーズ 6月号
甲州戦争で新政府軍に敗れた内藤と大久保は、生き残った新選組メンバーと無事、流山に到着。
流山は生まれ故郷の多摩と同じ天領であったことを知り、故郷のことを思い出すとなんとなくほっとした表情を浮かべる2人です。
内藤さんの少し茶目っ気のある表情を見たのは久しぶりだったので、読んでいるこちらもつい笑顔になってしまいます。
戦い続きだったので、小休止といったところでしょうか。
この時間がずっと続けばいいのにと思ってしまいますが、きっとそうは問屋が卸さないのでしょう。
場面は、江戸に変わり、療養中の総司と清三郎です。
もう、二人のこの姿にとても安心感を覚えます。
桜の木を眺めて、昔、総司が出会った可愛い桜の妖精のことを清三郎に話します。
もう、その妖精は清三郎のことと2人も読者全員がわかっているのに、そんな言い方をするあたりがニヤニヤポイントです。
そんなラブラブな2人は置いておいて、物語のスポットは流山に戻ります。
新政府軍が追撃がやってきました。ほっと一息ついていたのに、隊に緊張が走ります。
大久保は話をするだけだと言って、一人馬に乗り本陣を離れていくシーンで今話で幕を閉じます。
新選組の歴史を知っている私としては、この行動が運命の分かれ道だったと思っているので、次回を読みたいような読みたくないような、複雑な心境です。