表紙の3匹で可愛さが既にマックスの『いとしのムーコ』第14巻です。
ムーコが3匹いるようにも見えますが、帯にも紹介されている通り、秋田犬の登場です。
カバーのムーコのおはながつやつやなのはいつも通りです。
が、秋田犬達はおはなの特殊加工がありません。
さすがヒロインといったところでしょうか。
この巻の内容としては、いつも通りのムーコと小松さんの可愛らしい日常がつづられています。
連載もそれなりに長くなってきたのに、1話1話のクオリティとテンションを保ち続けていて素晴らしいです。
折に触れて登場する新キャラ達がいい味を出すのですが、やはり今回はゆるめにキャラの立った秋田犬達に注目です。
犬種の特徴もばっちり捉えていて、何気に足も長く、ムーコはグルグルするのです。
犬達にも方言を当てはめていて、コミカルなセリフ回しがふんだんに描かれています。
そして、熱心なムーコの読者であれば必ず通じるであろう、ピーのタオルに危機が訪れる話も収録されています。
ムーコにとっては、正にスヌーピーで例えるところのライナスの毛布です。
果たしてタオルは無事なのか?ムーコのタオルピーは見納めなのか?
14巻目にしてようやくタオルのボロボロ加減に気が付いた小松さんも大概ですが、素敵なお話でした。