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カードキャプターさくら 全12巻 感想

カードキャプターさくらの世界では、男女のみの「好き」だけではない様々な形の「好き」が表現されています。女の子が、女友達に対する「好き」。男の子が、男友達に対する「好き」。勿論、作中には男の子と女の子の間にある「好き」も表現されていますが、これほどまでに色んな「好き」の形を表現した少女マンガは、当時なかったと思います。私は連載されている当時リアルタイムで読んでいましたが、色んな「好き」に対して嫌悪感を抱くことは全くなく、すんなりと自分の中で受け入れることが出来ました。どんな形であれ、「好き」に満ちている世界はこんなにも心を柔らかくするのかと、感動しました。作者であるCLAMPさんの世界観が本当に素晴らしいものをお持ちなのでしょうね。大人になった今でも、ついついはにゃーんと言ってしまうほど読み入ってしまいます。

カードキャプターさくらの主人公さくらが、とても愛らしくて、本当に可愛いです。さくらだけでなく、登場人物(+ケロちゃん)もみんな、愛に満ちていて可愛いです。さくらのお父さんとお母さんの若いころの回想シーンは、いつ読んでも「フフフっ」と、つい笑みがこぼれてしまうほど可愛らしいです。撫子さん(さくらのお母さん)に対する、知世ちゃんのお母さんの強い愛情が表現されているシーンも面白かったです。本当に、素敵な女性だったんですね、撫子さん。そんな女性に巡り合える人生は、そうそうみんなが経験出来ないと思います。撫子さんに出会えたことは、知世ちゃんのお母さんにとっても本当に幸せなことだったのでしょうね。

小狼の、さくらに対する不器用な接して方は、読んでいて悶えてばかりでした。(笑)さくらも可愛ければ、小狼も可愛いです。それまでは自分の気持ちに気が付いていなかったさくらが、自分の気持ちに気づき、小狼に対して想いを伝えるあのバスのシーンは、もう、沢山泣きました。「好き」の気持ちが沢山溢れかえっていて、そのシーンを読むたび私の心も「好き」で溢れていきました。気持ちを伝えられて良かったね、さくら!

さくらがピンチなったときに自分に言い聞かせる、「ぜったい大丈夫だよ」という言葉も大好きです。暗闇で、足元がすくわれそうで闇の中に取り込まれそうになっていても、「ぜったい大丈夫だよ」と言い聞かせることで自分をコントロールし、光を導きだしたシーンは本当に感動しました。なんてさくらは穏やかで、強い人なのだろうか。大人になった今読み返すと、そのシーンはある種生きていくうえで大切なことを表現しているシーンだと感じます。社会の闇に取り込まれそうになっても、自分をコントロールして、活路を導き出すことが出来ると、さくらが教えてくれている気がします。CLAMPさんは、読者の女の子たちだけでなく、大人になった当時の女の子たちにも強いメッセージを残してくれました。なんてすばらしいのだろう。

この漫画は、読んでいるだけでその人を幸せな気持ちにさせてくれます。登場人物や、世界観、作者の思い全てが同じベクトルを向いていて、読み手に与える衝撃は大きいものです。全く、ブレがないのです。それが素晴らしいです。やれ伏線回収だとか、そういった小細工なしに純粋に楽しむことが出来ます。まるで自分もさくらたちと一緒に「レ・リーズ!」と言っているかの如く、この漫画の中に入り込むことが出来ます。この漫画に出会うことが出来て、本当に良かったです。この漫画に出会うことが出来たから、自分自身を愛に満ちたものに形成することが出来たと思っています。だからたくさんの人たちに読んでほしいです。みんなでこの漫画から愛をもらって、愛で満ちた世界を作っていきたいです。